夢ごときのために命かけなくていいよ

ネットの記事か何かで「夢を叶えるために命をかけろ」的なことを言っている人がいた。この人に限らずそういうことをいう人はいつだって一定数いるんだけど、おれはこの考え方がすごく嫌いなのです。

夢ごときのために命かけなくていいよ。

夢を叶えるために努力をすることを馬鹿にするつもりはないけど、夢を叶える条件は「努力+幸運」。どんなに血の滲むような努力をしたって運が悪い人は夢を叶えられない。そのことをちゃんと伝えてあげてほしい。

「あきらめなければ夢は叶う!」的な発言をする人はまぁ100%なんらかの形で夢を叶えた人でしょ。あんたはたまたま努力して夢を叶えられたんだろうけど、運がなければどれだけ努力したって夢はかなわないのです。

いつからか日本に蔓延している「夢を追うことが尊い」思想にはいつも辟易させられる。いや、言い方が悪いな。「夢を追うことは尊いけど、夢を諦めることもまた尊い」のです。

別に夢のない人生だっていいんだよ。将来の夢をどう実現させるか、そのことを一生懸命考えるのも素敵だけど、なんでもない日々に小さなしあわせを見出していくという思想も素晴らしいよ。

今の夢が叶いそうにないなら、さっさと諦めればいいよ。それは誰かに咎められるような性質のことじゃない。自分の人生なんだから、自分の好きにすればいいんです。人の言葉は、せいぜい「参考にする」程度にとどめておかないと、うまく夢をかなえられない自分に絶望することになっちゃうよ。

明石家さんまという芸人のことは基本あまり好きではないんだけど、彼がよく口にする「生きてるだけで丸儲け」という思想には心から共感する。あれはいい言葉だと思う。